カヤックフィッシングを安全に楽しむ為の第1条件が風予測です。
これを見誤っていざ海上に出てしまうと大変危険です。
逆に言うと風さえ把握出来ていれば危険因子の80%は排除されます。
海快晴という釣り人にとって
とても便利な有料アプリもありますが、
正直必要ありません。(長い間利用してましたがすでに解約済)
この記事では有料アプリに負けない
カンピが必ず使っている無料ツールを3つご紹介します。
1、GPV気象予報で風速予報を確認しよう
まずはこれが基本ですね。
カヤックフィッシングやサーフィンが趣味の方が
とても重宝しているメジャーな Webサービスです。
GPVとは気象庁や米国海洋大気局等の気象予測モデルをスーパーコンピュータで計算した予測値を指します。気象予測モデルには、低解像度で長期間の予測をするモデルや高解像度で短期間予測するモデル、波浪を計算するモデル等あり、GPV気象予報では様々なモデルの予測を提供します。
引用:GPV気象予報
サイトに行くと左上の項目に
詳細と広域という項目があります。
上の画像は広域で検索した状態です。
今週の土日は行けるかなぁ〜と言う感じで予定日のかなり前に検索する場合です。
264時間(11日先まで)の情報になりますので
精度は当然落ちます。
あくまで参考程度で使用します。
詳細になると39時間先までの情報になり、エリアを拡大して表示できます。
釣りに行く直前に確認する場合が詳細になります。
あとは画面上のスライド項目で時間をずらしながら
風の流れの全体像を把握しましょう。
これぐらい紫色になっていてくれたら安心して釣りの準備を始めますw
しかし、愛媛県の南の方を観ていただくと、少し怪しいですね。
どうしても明日釣りに行きたい!でも緑色のエリアが多い!
という場合でも、ポイントによっては風裏になってるケースがあります。
この様な場合は・・・
さらに詳細情報をWindyで確認しよう
Windyはスマホ用のアプリになります。
なんでこれが無料なの!?
っていうぐらいとてもありがたいアプリです。
Windy(Windytyとも)は、天気予報を視覚的にとらえる優れたツールです。スピーディで直感的、詳細かつ最も正確なこの気象アプリは、プロのパイロットやパラグライダー飛行者、スカイダイバー、カイトサーファー、サーファー、ボート競技者、漁師、ストームチェイサー、ウェザーギークの信頼を集め、さらには各国政府や軍関係者、救護チームなどでも利用されています。 引用:アプリ説明欄
先ほどの緑色の風が怪しい場所をチェックしてみましょう
んんん・・・
やっぱり怪しいかなぁ?
更に拡大!!
かなりピンポイントで風速を予測してくれます。
3mなら許容範囲ですね。
また、このアプリはもっともっと大量の情報を表示できます。
一部表示しますが、うねりや海水温など海での遊びに欠かせない情報が盛り沢山です。
もう一度いいますが、これが無料とは思えません。。。
ダウンロードは必須です!!
このアプリだけでももう大丈夫なのですが、
釣りの要素を含めて風速チェックの為に
仕上げはタイドグラフBI
一体なんの為にこんな有益な情報を無料で提供してくれるのですか?
と言わんばかりの素敵アプリ!!
わたしが出来る事はご紹介する事ぐらいしか出来ません。
いつもありがとうございますっ!
潮見表+天気+釣れる時間がすべて一画面に
「タイドグラフ」や「満潮・干潮時間や潮位」などの潮見表をはじめ、釣りに必要な全ての情報をまとめて一画面に表示します。潮見表と天気予報を同じ画面に表示することで、一度に確認できる情報量が格段に増えました。
タイドグラフBIでは、港や海釣り公園など、実際に魚が釣れた実績のある3,000地点に合わせたピンポイントな潮見表や天気予報が取得可能です。
それでは同じポイントをチェックしてみましょう
ピンポイントでの情報は今回ありませんでしたが、
近くのピンマークが出ている場所をタップ
潮の具合や釣れる指数
その下に天気関係の予報があります。
ここで風速の最終チェック!!
無料で超便利なアプリですのでこちらも是非インストールしておきましょう!
カヤックをまだ経験されていない方の為に
強風によるカヤックへの影響を説明します。
強風に伴うカヤックの危険性
なぜ強風が吹くと危険なのか!?
・高波による転覆
・他船との事故
・漕いでも進めない
などが挙げられます
・高波については想像通りだと思いますが、
風が強い=波が高い
例え周りが岸に囲まれた湾内であっても想像以上の波が発生します。
この高波に加えて、カヤックの底がさらに強風を受ける事で転覆する危険性が高まります。
・他船との事故ですが、2つの要素があります。
1つ目は高波によってカヤックが見えずに衝突
2つ目は他船の引き波(船の移動によって起こる波)による転覆
・漕いでも進めない
風速が5mを越えると必死で漕いでもなかなか前に進みません。
カヤックの側面に強風を受けるとなお、左右に振られるので前進する事が難しくなります。
こういう時は魚探の速度計や位置情報を頼りに動けている事を確認しながら漕がないと前に進んでいる事が分からないので精神的に立ち直れない
まとめ
今回風速チェックに使うツールをご紹介しました。
ですが、これらはあくまで予測です。
実際に現場に行ってみないと分からないリアルがそこにはあります。
天候も秒刻みで変化します。
経験による勘に頼らないといけない場面もあるのですが、
「これぐらいなら行けるだろ」
という甘い考えが大きな事故・命を失う事に繋がります。
あなたは一人ではないので
失うものを常に頭に入れて
引き返す勇気と決断
をしっかり持って
安全で楽しいカヤックフィッシングが出来る様に
この場を借りてお願いすると共に
私ももう一度気を引き締めます。