さて、
スポーツパルを所有して1年半が過ぎました。
当然ながら色々な箇所に擦り傷、ヘコミなどのダメージ蓄積中。
もろもろ気になる部分はあるのですが、
今回は見た目でもイヤだった場所のメンテナンスです。
やってくぞー!
おぉ!
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スポーツパルの補修箇所
過去には緩衝材(浮力体)に取り付けられているネジが
サビてきたのでステンレス材への交換を行い
無事にサビが発生する事は無くなり、とても快適になりました。
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今回の補修は手間が掛かりそうだったので
見て見ぬ振りをしてたけど
そろそろヤバいかな。
ってことで取り組んで参りまっす♪
補修箇所
スポーツパルの船体はアルミ製です。
船体サイド部分には成型上
アルミが折り畳まれた場所があります。
そこのネジが錆びる!
きちゃないでしょw
目的
今回の作業の目標ですが、
ポイント
・キレイにする
・サビにくいようにする
・全塗装の足掛かりにする
※スポーツパルユーザー様の参考になる記事にしたいと思いますが、改修作業は自己責任でお願いします。
必要な道具
今回の補修で必要になっていく物が写真の道具達です。
各工程ごとに
アイテムは紹介していきます。
作業1(シール材剥がし)
まず行う作業はシール材を剥がさなければなりませぬ。
元の素材はよく分かりませんw
使用したアイテム
ホームセンターに売ってます。
船体に傷が付かないように
プラスチック製のコーキング落とし(仕上げ用)で
ひたすらネジ周りのシール材を削り落としていきましょ。
ネジ...錆びてますね。
見解
Q.どれぐらい時間かかる?
作業時間を計ってみました。
A.シール材を剥がすだけで約30分w
最低でもこの作業が4箇所あるので頑張って下さいwww
なお、コーキングが効いており
まだまだ浸水するような感じではありませんでした。
作業2(ネジ外し)
長さ8mmのビスで留めてありました。
無傷なネジもありますが、
今回は全て取り替えます。
ネジを外す道具
スポーツパルは色々な箇所にネジがあるのですが、
大部分がスクエア(四角ネジ穴)です。
その為、ホームセンターにはあまり置いていないビットが必要です。
今回のネジは四角ビットのNo,1
が必要です。
イスを外すにはNo,2
トランサムの部分はNo,3
要はスポーツパルのメンテナンス、艤装、修理には
No,1~No,3までのスクエアビットが必要
見解
Q.ネジはどこから錆びているのか?
A.おそらく内側からです。
と言うのもシール材が無傷の箇所のネジもサビていたり、
ネジをよく見ると頭はサビていないのにスクリュー部分だけ
サビているネジがいくつかあった。
なので、外からいくら防水加工をしてもネジは錆びます。
という事は
毎回の釣り終わりにスポーツパルの内側に水を溜めて、
塩抜きする事が長持ちの秘訣ですね。
作業3(清掃)
新しいシール材をキレイに接着させるために必要な工程です。
使用したアイテム
この接着剤はがしを原液のまま垂らし、
軽くスポンジ研磨シート(#1000)番で
擦って、最後はタオルでゴシゴシ!
アルミの地肌が出てきます。
ピッカピカ。
もっとキレイにしたい人はもっと磨いて下さい。
私はこれぐらいにしときます。
くそシンドイ。。。
他にもコーキング材落とし関連のいいヤツがあると思います。
この商品を使ってみた感想は、
普通。
作業4(リベット留め)
それでは新しいネジで留めていきましょう!
今回選んだのはリベット。
ステンレスビスでの固定も考えたのですが、先駆者がいらっしゃいましたので
同じ事はせずに
アルミ製のリベットで固定していきます。
注意!リベットを入れる前に必要な工程
実は、リベットのサイズはいくつかあるのですが、
元々スポーツパルに空いている下穴は
3mm
これに近いリベットの規格は2,4mm or 3,2mm
2,4mmだとリベットが効かないので
3.2mmのリベットを使います。
そのため、
3,3mmのドリルを用意して
穴の大きさを3mm拡張する必要があります。
ブラインドリベットについて
今回し要するブラインドリベットは『ロブテックス』
と言うエビ印メーカーのリベットを選びました。
同じブラインドリベットの別の商品を購入したのですが、
少し見ただけでも分かる素材の質感w
丈夫そうな『ロブテックス』で揃えました。
挟み込むアルミ板は極薄なので1.0mm~3.2mmの板に使える物をチョイス。
ロブスター(ロブテックス リベット)
リベット径:3.2mm
適正かしめ板厚:1.0mm~3.2mm
下穴:3.3mm
今回の補修する4箇所で100本弱のリベット必要です。
錆止め対策
アルミ艇と付き合う上でネジを止めるなど
別の金属を使う時にどうしても付き纏うのが
電食。
今回はアルミ製のリベットなのでそこまで気にし無くてもいいのですが、
同じアルミでも素材や加工の違いで錆びる可能性あり!
かつ、
リベットの芯の部分はスティール製。
念の為、錆止め対策を行います。
この錆防止シールは、
亜鉛製のシールなのです。
ステンレスとアルミの間で効果を発揮するのですが、
効果はいかほどか!?
とりあえず海水に長い間浸る部分だけ取り付けてみます。
アルミ同士なので逆にサビを誘発する可能性がありますので
自己判断でお願いします。
常に海水に浸る部分だけ
亜鉛シール貼ってみました。
リベットはいい感じで締め込んでいってます♪
リベット留め完了!
リベットで留める作業自体はとても簡単で
楽しい作業です。
ここまでの作業時間。
シール材剥がし:2時間
リベット留め完了まで:1時間×4箇所
ざっくりですがトータル6時間・・・。
次回の作業予定
1日の作業としてはこれが限界です。
次回の作業でシール材(コーキング)を接着させていきます。
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