さて、
前回の作業でネジを取り外して
ネジの代わりにリベット留めまでの工程が完了しました。
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スポーツパルのサビたネジを交換していくぜ【パート1】
さて、 スポーツパルを所有して1年半が過ぎました。 当然ながら色々な箇所に擦り傷、ヘコミなどのダメージ蓄積中。 もろもろ気になる部分はあるのですが、 今回は見た目でもイヤだった場所のメン ...
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続いて行う作業が
『コーキング』
アルミの繋ぎ目を防水処理していきますよー。
あ、先に言っておきますが、
このメンテナンスは身近な材料で素人でも出来る独自性の高い作業であり
専門知識を持ってやっている訳ではないです。(ネットやその道の方に相談はしましたが)
なので決して皆さんに推奨しているわけではござーせん。
しかし、数回の釣りをしてみて今のところ問題ない事を確認した上で記事にしております。
(執筆時点で20時間以上は海上で使用しています)
正しい専門的な方法は腐るほどあります。
あくまで例として参考にして下さい。
真似して失敗して「オメーのせいや」って言われても
「知らんがなっ」(誰かに言われた訳ではないですwww)
自己責任で行って下さいまし。
今回使うアイテムたち
・変成シリコーン
・プライマー
・平ハケ
・指
・中性洗剤
作業1(下地処理)
それでは早速コーキング材を塗布していきますっ!
と、言いたい所なのですが、
コーキング材を塗る前に忘れてはならない工程があります。
今まで木工作業では疎かにしていたのですが、
生命維持に関わってくる補修なので
しっかりと
下地処理
をしておきますです。はい
その名はプライマー
プライマーという言葉はDIYをしている方はご存知かもしれませんが、
何かを貼り付けたり塗装をしたりする前に
それらの接着力を向上させる為の物。
ことシーリング材の貼り付けにもこのプライマーをしておく事で
より安心して釣りを楽しめます。
プライマー塗布
ここで注意しないといけないのが!
通常のシリコーンと変成シリコーンでは
プライマーの種類が違う!!
何が違うかは知りませんが、(ググって下さいw)
今回使用するシーリング材は変成シリコーンです。
そのため
『変成シリコーン用』と記載があるものを使用していきます。
スッゲェアロンアルファーの匂いがするw
匂いを楽しみながらペタペタ塗りつけていきます。
塗り終わったら20分〜30分放置しましょう。
下処理はこれでOK♪
そもそもなぜ通常のシリコーンを選ばずに
変成シリコーンを選んだのか!?
これは次の工程でご説明します。
作業2(コーキング)
スポーツパルに使うコーキングを選びます。
このコーキング材選びが一番悩みました。
防水性能だけで考えれば、普通のシリコーンを使えば200円ぐらいなので
安くていいのですが・・・。
何十倍もする専用の物もあります。(後ほど紹介)
柔軟性が必要
そもそもスポーツパル船体の素材がアルミメイン。
アルミって柔らかくて変形しやすいんです。
普通のシリコーンだとアルミの変形に追いつけなくて
隙間が生じる可能性が高い。
ところが変成シリコーンであれば
硬化した後でも適度な柔軟性があるのでその心配が少ないんです。
障害物との接触
海の上には流木やプラゴミ
運搬の際にも色々な障害物に接触します。
変成シリコーンの方が弾力性が高く衝撃・振動に強い
経年劣化も変成シリコーンの方が優れているので
屋外での長期間利用に向いてます。
塗装が可能
さらに変成シリコーンであれば
上から塗装も可能。
今回のメンテナンスで全塗装も考えていたので変成シリコーンをチョイスしました。
それではぶちまけていきましょう!
おっとここで注意!
失敗しない為のポイント①
コーキング材をぶちまけた後に形を整えていくのですが、
きれいにするのがとっても難しいんです。
マスキングテープではみ出たくない箇所を隠すのも必要なのですが
コーキング材の形を整えるのにおすすめなのは、
your finger!
そう、指です。
ただしそのまま指で触ったらとんでも無いことになるので、
中性洗剤を水で薄めて用意します。
コーキング材を触る前にチョンチョンと
指に中性洗剤(食器洗剤)を薄めた水を付けましょう。
こうしてやれば思い通りにコーキング材の形を整えられます。
失敗しない為のポイント②
洗剤の泡に気をつけよう!
洗剤の泡がそのままコーキングの上に残ると
泡の形がそのまま残ってしまいます。
塗装すれば目立たないけど
出来れば泡が残らないように気をつけて指で作業しましょう。
こんな感じです。
スポーツパルの両面4箇所のコーキングであれば
変成シリコーン一本で十分です。
余裕であまりが出るのでもう少し多めに塗布しておけばよかったと後悔。
それでもちゃんと形になりました。
乾燥は冬という事もあり、3日ぐらいしてあげればよろしいかと。
おすすめのコーキング材
それではおすすめのコーキング材を紹介します。
私のようなブロガーがアンパイで記事にしても意味が無いから今回は使用しませんでした。
おすすめ
Sikaflex シーカフレックス
ボートやヨットなどをメンテナンスする時に使用されているモノホンです。
安物が心配な方はシーカフレックスをお試し下さい。
こちらも専用のプライマーがあります。
アルミ製のスポーツパルならこちら
これはいるのか?他のでも良さそうですが・・・w
プライマーも合わせると結構な値段になるので
変成シリコーンで十分ならありがたい👍
浸水具合はいかに?
ここが一番気になるところ。
序盤でお伝えしていますが、記事作成時で約20時間釣りしてます。
釣果はクソですが全く海水は侵入していません。
この浸水具合は今後も気にしていきますので
経過をお楽しみ下さい。
少しでもスポーツパルユーザーさんの参考になれば幸いです。
では、カンピの報告は終了します。
次回は全塗装を報告する予定です。
それでは皆さん、どこかの海でお会いしましょう♪